今日の半分、青い。
実はとても楽しみにしていたシーンがあって。
sparrow rhythm のそよ風扇風機のプレゼン用映像を、鈴愛の元旦那(映画監督)に撮ってもらった。
スズメは、『経費節減、成功!<中略>使えるものは私を捨てた旦那でも使う。私っぽいでしょ。転んでもただで起きない。』と強がる。
ノベライズではそこで律が鈴愛にものすごく嫉妬して、鈴愛が向こう側に行ってしまうとでも思ったか、“笑う鈴愛を律はガッと抱きしめた”とある。『リョウジさん許してあげるきっかけ欲しかったように、俺には思えるけど。』『鈴愛は哀しい。どんどん哀しい。』と。
鈴愛は律の腕の中で『鈴愛は哀しくない。』『マグマ大使の笛があるから。あれが、いつだって、あるから。吹けば律が来るから。違う?』と涙する。
基本、鈴愛と律はお互いが神々しすぎて、ほとんど触れることさえできないでいて、この前ようやくブランケットの中でキスして(40年経ってようやく。。(^^;)、ノベライズだと、その次ぐらいに二人が抱きしめ合うところだったんですよ。今日のとこは。なので、とーーーっても楽しみにしてたんだけど、脚本をちょっと変えたらしい。ここ、映像だと二人隣同士で静かに話して、鈴愛がマグマ大使の笛のことを言うところで大粒の涙、という形だった。でも、これでも観てる側は泣けてきて素敵な場面になっていたから、許すけど。(笑)
多分、最終週の最終回に二人の最高の盛り上がりを意図して変えたんだろうな、と思った。ここに持ってくるんじゃなくて。
この回以前にもノベライズと違ったところがあって、ふと気づいたことがあるのです。
鈴愛と律がようやくキスした後、物音がして鈴愛が飛び起きて、その後、『律、私たちこれからどうしよう。。』とうろたえてるところに、律が『鈴愛のテンションに任せるよ。』てのが映像では入ってたんです。これも、最終回に向けての布石かも、と。映像では、アクションを起こすのは律ではなく、鈴愛からにさせたいのではないかしら。
律がアメリカに行く時、ふたりの川辺でハグしたんだけど、それ、鈴愛のほうが最初にアクションしてるんだよね。で、この前のキスの時も、鈴愛のほうが先にアクション起こしてる。
律側の気持ちを考える時、随分前、律が夏虫の駅のプロポーズで鈴愛より先にアクション起こしたらものすごい痛い目に合ったから、もう先走りはやめようと思ったんじゃない?
律は、鈴愛のことはとにかく大事だから、もう二人の関係を絶対に壊したくない。だから、鈴愛のテンションに任せていった方がいい、と思ってる気がする。だから、鈴愛が思わずキスしそうになった時、捕まえた。逃すまい、と捕まえた。そしてブランケットの中に引き込んでキスしたまではよかったけど、、、(笑)
律が『鈴愛のテンションに任せるよ』と、その言葉を聞いた時、私はとっさに、『律、なんて優しい。。』と思った。
普通は男の子は女の子のテンションのことなんか考えずにガーーッと行くから。
ここは大事。
律はヘタレじゃないのよ。
ただただ鈴愛のことが大事すぎるから、そうしてるの。
得難い二人。
ただひたすら、二人は幸せになって欲しい、と願うばかり。