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  • 2018.10.02 Tuesday
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最近観た2つの映画です。
桐島〜のほうは昨日、The Breakfast Clubはもうかれこれ17,8年以上も前から観て大ファンになってる映画で、こっちも最近また久しぶりに観ました。
(註:このブログを去年の7月に書きかけてすでに9ヶ月経っているので、ちょっと時間軸的におかしなことになってます。。)

実はこの2つ、意外にもテーマが同じ、学内の "hierarchy" なのです。
桐島〜のほうは原作を読んでないので映画だけで言わせていただくと、2つの勝負は完全に"The Breakfast Club"の勝ち。あらゆる面で故ジョン・ヒューズ監督の作品のほうが優れている。敬服します。
(ちなみに故ジョン・ヒューズは『ホーム・アローン』を撮った監督です。"The Breakfast Club"はその5年前に撮られた映画で、"Pretty in Pink"とか"フェリスはある朝突然に"など青春路線まっしぐらな時期の作品。『ホーム・アローン』のようなコメディはまだ撮ってなかった頃です。)

では、2つの映画の特徴を以下に。*思いっきりネタバレ注意です。(笑)

<その1>
☆The Breakfast Club
図書館という閉鎖的な場所で一同が集められる。その前の場面で、学校に到着した面々の家族との関係、どういう立場の子ども達なのか、明確に示している。ほとんどお互いのことを直接知らずにいる。

☆桐島、部活やめるってよ
校内と部活の様子と帰宅部の面々、それぞれの様子をそれぞれの場所で各々の観点から見せている。先生家族など、周りにいる大人のことはほとんど出てこない。

<その2:hierarchy 1:階層その1>
☆The Breakfast Club
それぞれ、金持ち、秀才、スポーツ特待生、家族にほとんど捨てられている孤独女子、貧乏かつ行動に問題ありの男子という面々。社会の構図がそこにそのまんま提示してある。最初は一同ぎくしゃくするばかり。貧乏男子は金持ち女子に汚い言葉を投げつけ、極端に傷つける言動しかしないし、秀才やスポーツ特待生にもカチンとくることしか言わない。孤独女子は相手を貶める言動をする。お互い、今迄接点がなかった同士なので、お互いを宇宙人的な目で見ている。ただ、この図書館から出て普段の仲間(?)の所に戻ったら、またここで会った面々と2度と交わることはないことをよく心得ている。

☆桐島、部活やめるってよ
なんとなく生徒同士の中での階層が見える。どのグループが強くて、次にどれで、、というように。なんとなく。お互いの間にはバリアがあって、相手の中には立ち入らないように無視している感じ。演出的には桐島くんを全く出さないことや、同じ時間軸でいろんな立場・状況・目線で撮ってるのが少し他の映画と違うかな、と思わなくもないけど、大した演出じゃないと思った。

<その3:hierarchy 2: 階層その2>
☆The Breakfast Club
実は、この映画にはもう一つの階層が語られている。一番上が教師、その下に生徒、一番下に清掃夫。この映画でおもしろい所は、物語が進むにつれ実は一番下であるはずの清掃夫が校内生徒全ての情報を耳で把握していることや、教師の不正もきちんと押さえていることが見えてくること。(教師に口止め料500ドル要求してるし。)世間的には一番下の階層の清掃夫が、本当は学校という名の階級社会では力的に一番上に君臨していることを明示している。但し、このことはこの映画に出てくる面々だけが知り得ることとなり、他の教師、他の生徒にはこの力関係はわからないまま。

☆桐島、部活やめるってよ
桐島〜を書いた朝井リョウ氏はまだ書いた時点で社会人ではなかったことで、社会からの視点が欠けている。そこに重きを置くことはこの物語には必要なかったから、とも思うけど。

<その4:印象深い場面>
☆The Breakfast Club
最初は本当にバラバラな面々だったのに、互いが同じ匂いのする人間であることが徐々にわかり始め、自分たちの状況を皆に話し始める。そしてお互いがお互いに共感していく。一気にではなく、徐々に。この演出が絶妙。この作品が傑作だと思うのはこの演出があるからだと思ってる。ティーンエイジャーの心の内を心底理解している監督だとつくづく思う。

それから、音楽が最高なのだ。
これは映画導入部とエンドロールに出てくる曲。(もしかしたら聴いたことがあるかも。)
また、導入部ではデヴィッド・ボウイのかっこいい詩も出てくる。
どちらの演出も最高にかっこいい!



最後の場面。
この子たち、たった1日の図書館での出来事で内面全てが変わった。
世界が全て変わったんだと思う。
この日、図書館から出てちりちりばらばらになって、今までと変わらない毎日、変わらない元の自分の仲間との付き合いになるかもしれないけど、多分、きっと、大人になっていくに従って、世界を変える力になっているかもしれない。“希望”だよね。子どもは“希望”に満ちてなきゃいけない。
(revised on may 3rd, 2014.)

☆桐島、部活やめるってよ
私、はっきり言って最後の場面がよく理解できてなかったっすよ。多分、違う階層の人間同士がそれを乗り越えて初めて言葉を交わしたことでお互いの理解が始まるのかも、の予感がする?かな。

<まとめ>
桐島、〜のほうは、日本ではあまりない演出方法と校内のhierarchyの話を扱った珍しい手法の作品なのかもしれないですが、未熟な作品に映る。The Breakfast Clubを観ていた私にとって。

The Breakfast Club は John Hughesの最高傑作だと信じて疑わない私です。はあと

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