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    精霊の守り人 第21話「ジグロ・ムサ」

    • 2007.08.27 Monday
    • 17:56
    この回(多分次回もそうだと思うんだけど)、神山監督が一番思い入れの深い回にしたかったんじゃないか、と思うんですね。なぜなら、神山監督がこの「精霊の守り人」のアニメ化を引き受けた理由が「ジグロ・ムサ」という男の話に感動した、ということだったので。

    で、感想はですね・・・。
    悩みすぎて憔悴しました。(爆)

    設定が原作とかなり変えてあった部分の理由を考えたり、あと、最初のほうにあった一番討手との対決が原作にあるような形で表現してなかったので、その理由(神山監督の意図)を考えるのに一苦労・・・。(・・;)

    でも、よーーくよく考え込んでみて私なりの解釈が出てきた時、ジグロ・ムサって男の懐の深さというのがじんと胸に伝わってきて、土曜日の朝、最初に観た直後は“神山監督!何これっ!それはないよっ!”ってだいぶ怒ってしまったんだけど、今ではジグロに関しては“こんな風に描いてくれて、ありがとう〜〜!!”と思ってしまう部分もあって・・・。(・・;)

    でも、バルサ達が10年間ある程度平穏な時間を持っていたという設定には、今でも納得いかない。だって、それをしてしまったら、バルサっていう人物が軽くなってしまうもの。原作のジグロとバルサは、カンバルから逃げて15年間は息つく間もない、毎日が地獄の日々だったんです。追手に見つかることを恐れて、ジグロが用心棒をしながら周辺国を転々としていた。10年間平穏な日々を過ごすのと、15年間毎日が地獄だったというのでは、関わった人物に備わる深みが全く違ってくるはず。・・・これだけは変えて欲しくなかったですね。

    でもまぁ、その他諸々のことでは楽しい場面やらかわいい場面やらいろいろあって、たった20分強だったにもかかわらず、かなり充実したものになっていたと思います。

    *おもしろかったこといろいろ:

    その1.
    トロガイ師の頭の上にいたうさねずみの多さったら!もう、かわいくて笑ってしまったけど、あれは“非常食”説やら“牧畜”説やらいろいろあって、皆さんの意見がこれまたおもしろかった。(笑) 一番まともだなって思った説は、最初2,3匹飼ってたらどんどん増えちゃって、今はそれに懲りてその他のうさくんたちは逃がして、1匹だけ残して飼っている、という説。(^^)

    その2.
    ここでは貼れないんだけど、タイトルに出てくるジグロの大きな背中と小バルサがジグロの大きな腕に抱かれて後ろを振り向いている、そのデッサン(?)画。このバルサがかわいくてかわいくてっ。ジグロの背中も大きくて頼りがいのある人という感じがよく出てて、すごくいい。このタイトル画、26話分全部、いつか実物を観てみたい、と思っています。これの絵葉書、儲からないかもしれないけど売ってくれないかなぁ、IGさん。壁紙としてもいいなぁ。。クロマさんのとこで観れますよ。(^^) → 徒然趣味ブログ

    その3.
    他でも書き散らしてるんですが(・・;)、次週の予告を担当していたのが、実はジグロだった!というのを、先週の予告の時にしっかり気づかせていただいて、嬉しかったぁ〜。(笑) 声をやられているのは西凛太朗さんですが、この次週の予告の声が少しハスキーがかっていて、なんとも魅力的でいいなぁ〜と、ずーーーっと思ってたんですよ。しかも、思いがこもってる。誰なんだろう〜〜と思ってたら、ジグロだった!(笑) 神山監督、粋なことするなぁって、ちょっと感動したんです。ジグロは普段回想シーンでしか出てこないけど、ちゃんとこの作品の中でバルサたちを見守ってあげてる、という設定でしょ? (^^)

    その4.
    16歳になったバルサがかわいい。。(笑) 最後のあたりにジグロとバルサが並んで出てくるんだけど、私は思わず“この二人お似合い・・・”なんて、不謹慎なとんでもないことを思ってしまい・・・。(>_<) だって、ほんとにジグロはいい男に描いてあるし、バルサもかわいいときたら、それはそれはいい画になっていたので・・・。(・・;) でも、原作では全くありえない。(・・;)(・・;) バルサはタンダのものだし。。あれ、タンダがバルサのものかっ!?(笑)

    上橋さんが最近になって書かれた“守り人シリーズ”の外伝『ラフラ(賭事師)』の中で、生きていたジグロの様子が少し描いてあるんですね。本編にも少しあったような気がするけど・・・。それによると、ジグロはとにかくバルサには厳しくしていた、というのがよくわかります。で、13歳のバルサはジグロのことを“父さん”と呼んでいて、で、あと一つみっけもんは、ジグロは読書好きだった、ということ。(笑) 本国カンバルにいたら、ジグロは本当にまじめで誠実、しかも強い男性だったんだろうな、と思います。

    *ジグロについての見解:

    今回のジグロに関して私が神山監督の描き方から気づかせてもらったことを少し。最初の討手と対決するときに、ジグロは気になる一言を吐露します。

    一番討手:
    「・・・俺はずっと物足りなさを感じてきた。
    お前が王の槍の最高位を得てから、一度として優劣を争う機会がなかったことにな。そして、命のやりとりに、本当に槍舞が必要なのかということも。」

    ジグロ:
    「そうか。俺にも同じ思いがあったからこそ、俺は今ここにいるのかもしれんな。」

    皆さん、ここんとこをどう解釈すればいいのか、かなり理解に苦しんだようです。。私もここをなぞることが一番難しかった。原作にはない場面設定ですから。ジグロは討手に挑発されてすぐに闘うような人物には見えない。かなり落ち着き払っているから。そして、こんな言葉を吐いている。。困ったぞ。この“俺にも同じ思いがあった・・・”というのと、だから“今ここにいるのかもしれん・・・”というその意味はなんじゃ??

    私の解釈として、“同じ思い”というのは討手が言ってる“命のやりとりに、本当に槍舞が必要なのかということ”ではないかと。ジグロは若くしてカンバル武人の最高位である「王の槍」となった。けれど、彼はこの地位・名誉が不動のものとして一生そのまま続いていいものか?という漠然とした疑問を持っていたのかもしれない。

    原作でジグロは、『人に注目されればされるほど人前で槍を振るうのをいやがるような青年』となっており、出世や名誉なんかにはおかまいなしに、ただ“槍”の鍛錬だけ純粋に取り組んできた男とされている。。そんな純粋で誠実な男だったら、地位・名誉に支えられている自分の境遇に疑問を持ったのもアリかもしれない。とすれば、その今の自分が持つ全てを捨てた素のままの自分がどこまでできるか、自分を試してみたい、という思いを持ったというのも考えられる。そこでバルサの父からの要請。地位も名誉も捨て、身の破滅になるのは承知で幼子を救えるか? 1度は断ったが思い直したのは、まじめで純粋な青年ジグロは何も持たない素のままの自分を自国以外の場所で試してみたいという思いが芽生えたから、というのもあるのでは。他国で幼子を連れてその子を守り抜き、生き延びることができるか、そんな大きな課題を自分に課してみたかったのかも。そして、親友のすがるような想いも引き受けたい。。

    一番討手との闘いは、そういうジグロの思いを試す場として描かれたのでは。あれは、挑発に乗ったとはとても思えない。至極落ち着き払っていたから。そして、そのすぐ後の刀鍛冶の場面で、「できればこれから先、一人も斬らずにすませたい・・・」と言っていることもある。討手が目の前に現れて、現実を見た。相手は同じ仲間なので、相手の実力も知っている。逃げても追われるだけ、ということもわかっている。だから、ジグロは最初から対等に闘おうと思っていた。この闘いは、それまでの生活の決別の意味もあったかもしれない。けれど一番討手は『命のやりとりに、本当に槍舞が必要なのか』と言ってくる。これはジグロも思っていたことなので、槍舞はせず、両腕を上げる不思議な形で闘った。。

    ---

    ・・・こう考えるとこの男、本当にすごい男だと思いません?
    ものすごい大きな人物だったんじゃないか、と考えれば考えるほど思い知らされて、もう死んでるからしょうがないんだけど、もっとこの人のことも知りたくなります。

    バルサ、すごい好きだけど、ジグロって男もなんて大きい男だ!って思ってしまう。。

    ごちそうさまでした。

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    • 17:56
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      コメント
      クロマさん、早速いらっしゃいませ!
      また勝手にリンク貼ってしまって、ごめんなさいね。。

      >ジグロのあの発言は、私も気になったのですが、
      ちょっとすっきりした気がします。

      そう言っていただくと嬉しいですが、私の考察が合ってるかどうかは、神山監督に直接聞かないとわからないですよね。。(>_<) 神山監督の作品大好きなんですけど、この作品は子どもも観てるんだから、もうちょっとわかりやすくして欲しいですよ。。(ぶつぶつぶつ・・・)

      >安藤さんが、「キャラクターを美化しすぎない」ということをおっしゃっていた・・・

      そうですね。そういうこと、おっしゃってましたね。
      安藤さんは、ほんとにバルサですよね。忠実にそのままバルサを演じてると思います。しかも、この声はバルサ独特の声になっていて、語尾の余韻がなんとも魅力的で素敵だと思うんです。安藤さんが他のTVシリーズでアテレコしてる声も聞いてるんですけど、当たり前かもしれませんが、全くバルサの声で聞こえてくるあの魅力的な余韻が聞こえてこない。ハマリ役だと思いますよ、バルサは。(^^)
      • lutea
      • 2007/08/27 9:56 PM
      luteaさん、こんばんは〜。
      凄い考察ですね〜。
      私も攻殻のときはあれやこれや考えましたが、守り人はアニメ版しか見てないので(一応文庫のを持ってますが)神山監督の解釈が全てだったわけですが、
      luteaさんのまとめを見て、いろいろ視野が広がりました!

      私は、バルサ役の安藤さんが、「キャラクターを美化しすぎない」ということをおっしゃっていたので、
      本編を観る上ではそこを注意してます。

      ジグロのあの発言は、私も気になったのですが、
      ちょっとすっきりした気がします。
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      精霊の守り人、第21話「ジグロ・ムサ」の感想です。 バルサとジグロの過去話〜♪ 正直、いいところが多すぎてまとめきれませんでした(苦笑) 今回はロリバルサたん(呼び方はこれで統一!w)が登場しますが、
      • 徒然趣味ブログ
      • 2007/08/30 8:34 PM

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