はい、アンデルセンの名作『人魚姫』です。
左の本は、私が小さい時に買ってもらって読んだ、いわさきちひろさんが挿絵を描かれてる『にんぎょひめ』です。大好きな大好きな本なので、未だに大事に持っています。(^^)
右の新聞の切り抜きは、今中日新聞で連載している『小さな人魚姫』の第二回目の分です。なんと、芥川龍之介と菊池寛が翻訳してます。1928年刊なので、とても古い言葉。。でも、翻訳してあるものだから、原文に近い文章のはず。原文がこんな風になっていたのかと思うと、ちょっとわくわくなんです。私が持ってる『にんぎょひめ』でもだいぶ端折ってあるんで。。(曽野綾子編です。)この曽野綾子編はそんなことないと思うんだけど、今って、昔の童話を本にする過程で原文無視して別の話を作っちゃったりしてますからね。。あれは罪だわ。
今日は4回目で、人魚姫の一番上のお姉さんが話す海の上の様子に興味深々の人魚姫、というところです。この菊池・芥川編のほうが、人魚姫がどんな子だったのか、細かい描写があっておもしろい・・・。かなり好奇心旺盛のお姫様だったんだ、と。。でもこの話、ものすごい悲劇なんですよね、最後。。小さい頃、物語を読んだ後ぼろぼろ涙流して『人魚姫かわいそうだぁ〜〜』と丸一日泣いていたようが気がします。。(・・;) 今読んでも泣けてきますよ。