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  • 2018.10.02 Tuesday
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あの複雑で、みんなの思い入れも深い攻殻の世界を、1時間弱で侃々諤々してまとまるのかしらん?と思いつつ、また、時間が早く過ぎないようはらはらしつつ、観てました。(笑)

最初に印象的だったのは、素子役の田中敦子さんが番組冒頭で脇から現れる時。登場直前、菅野よう子さんの"Inner Universe"をバックに、攻殻S.A.C.第一話冒頭の素子のセリフ「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ。」が聞こえ、そしてパネルの後ろから物腰柔らかい美しい女性が現れる・・・と。。それがちょっと驚きでした。(笑) 田中さんの姿と素子のイメージにものすごいギャップがあるんですよね。田中さんのお姿はDVDやご自身のブログで知っていたのに、です。。やっぱり不思議。あの方が素子っていうのが。(^^)

出演者の皆さん(後藤隆幸さん、田中敦子さん、岡田斗司夫さん、松嶋初音さん他)ほんとにこの作品が大好きだっていうのがよくわかるくらいノリノリだったんですが、私は、社会学者の宮台真司さんが最後におっしゃってた見方がおもしろかったです。

この作品は、全く勧善懲悪な話ではなく、26話通して一番解決して欲しい事案が最後まできっちり解決されず、誰も悪として裁かれない。最終的に社会秩序を守ろうとする9課の正義と、社会悪を見つけてしまった天才ハッカー・笑い男の正義とのぶつかり合いで終わってしまった。(でも、最終話は、なぜかすっきりするけれど。。)

これを宮台さんが言うには、日常を肯定しているリアルな作品だと。
一つの例が、<仕方なさの海>。
この社会は善も悪も仕方なくやってる場面がある。仕方なさの海の中で僕達は生きている。誰もが多少の悪に手を染めてるはずで、それは程度の問題だけど、仕方なくやっている場面がある。

つまり、この世の中、善を気取ってる人も悪の部分があって、悪を気取ってる人にも善の部分がある。善と悪が混在して矛盾に満ちてるのが人間社会なのだ、ということかな。

も一つの例が、<ナチスドイツの凡庸悪>
600万人のユダヤ人をガス室に送った行政側の責任者、アイヒマン。彼を捕えて裁判にかけてみると、ただの小男の役人だった。そして言った言葉は「仕事だったからやりました。」(?!)
実際に悪とされるその周辺を見てみると、あまりにも自分と似て普通であることが多い。(人がイメージするような)悪が見えてこない。みんなそれぞれいろんな事情があって、みんなそれを抱えて生きている、というのが見えてくる。とても日常的。この作品は、悪が懲らしめられるでもなく、善が賞賛されるのもでなく、みんなそれでも生きていくというものになっている。・・・まさに、自分が生きている社会そのもの、だ。

う〜ん、神山監督すごい。。
宮台さん曰く、神山監督は“本当の人間主義者”なんだそうです。
確かに、どんな人間でも多少の悪いことはしているし、社会悪はその辺にごろごろしているのに周辺の人はほとんど見て見ぬふりをしている。それでも、なんとなく治まってる社会。攻殻S.A.C.って、そういう日常を描くリアルな社会派のアニメだったんだ。(未来を描いているけれど。)こういうアニメは、ほとんどないそうです。

それと、田中さんの最後の言葉が素敵でした。
『草薙素子は、私にとっては、長ぁ〜く付き合っているのになかなか正体を晒してくれない恋人のような存在。自分の分身でもある。ゴーストという言葉を出すと、私の肉体が滅びても、私のゴーストが草薙素子の中でずっと生きていてくれると思っている。』と。

いいなぁ〜。うらやましいな、と思います。(^^)
これは声優さんの特権ですよね。自分がいなくなった後も、ずっとゴーストは生きていてくれる、という。。こういうのって、偉大な画家とか作家とか作曲家とか、自分の作品を残しておける人達にも言えるかも。。いいなぁ〜。。そういうのって。

1月の始めにちょこっと紹介させていただきましたが、今夜からまたBSアニメ夜話が始まります。(^^)それで、何が言いたいかと言いますとですね、第3夜(2月26日深夜24:00〜)にあの“攻殻機動隊 Stand Alone Complex”夜話になるわけですよっ!!!ゲストに作画監督の後藤隆幸さん、素子(少佐)役の田中敦子さん他です。ずいぶん前から楽しみにしてたんで、もう胸躍るっていうか、わくわくです〜〜。

BSアニメ夜話 第12弾

昨日、確定申告に行ってきました。
鎌倉にいた頃は申告会場は盛況ではあったけれど、それほど時間もかからずに(ほとんど待つことなく全部で30分くらいで)やってもらえたんだけど、うちの田舎は鎌倉ほど人口がないはずなのにやり方が下手らしく、とにかく待つ時間が長い。。最低1時間は待たされる。。(>_<) ま、でも、その間最近のマイブームである白洲次郎氏関係の本を読み漁ってるので、待ち時間はたいくつではなかったですけど。(^^)v

さて、私の番が来て案内された先の担当会計士さんは、なんと、PCが扱えない老会計士さん。。一瞬、“え、PCがない、この机。。”と不安ではありました。多分80も過ぎて、頑張って現役でやってらっしゃる方なんだろうなーと思ってみたものの。。

ちょっと話を進めていくと、さすが年季の入った老会計士さん。しっかりした手順できちっきちっと“手書き”で申告書を書き進めてくださり、計算も間違うことなく(・・;)、最後まで滞りなくやってくださった。(ちょっと私の書類のことでぶつぶつ言われはしましたが、、それは私の多少の不手際があったからで。。)ありがとうございます。無事申告できてよかったです。(^^)

なんか、お年を召した方って最近は認知症の方の映像とか、介護施設にいる車椅子の方のことしか思い浮かばなくて、私の周りにしっかりした高齢の方がいないのもありますが、こういった気骨があって経験豊かで、まだ社会の役に立ってます!という方がいらっしゃるのを見ると、こういう方を生かさないのはもったいないじゃない、と思ってしまいます。(たまたまこの方はちゃんと会計士さんとして活躍されていますが。)うちの祖父にも威厳めいたものがあったんですが、この方もちょっとそういった雰囲気が漂っていました。ちょっとの時間でしたが、お目にかかれてよかったと思います。

NHKスペシャルの『沸騰都市』、シリーズ全部観てましたが昨日で最終話でした。
最終回は『東京』。
Production IGのアニメ作品と、川井憲次さんの音楽で満載でした。(笑)

IGさんの作品はドキュメンタリーの実写部分に挿入されている10分程度(多分)の短い作品でしたが、未来都市東京が持つかもしれない不思議な予感を彷彿とさせる、IGさんらしい作品だなと思いました。(この作品には押井守監督は携わっていないですが。)観終わって、なるほどなぁ〜と思ったりもして。(^^) 画がちょっと突貫工事的な部分もあったかもですが、全体の構図としてはなかなかおもしろかったです。それと、他の『沸騰都市』シリーズ作品の中にはあまり聞かなかった川井さんの他の作品(“パトレイバー”とか“攻殻”とか。。)も、この最終回には満載で、劇場版『パトレイバー』と、『Ghost In The Shell』からいくつかの曲が挿入されてて嬉しかったです。(笑)

それにしても、東京ってこれからはどんどん地下に潜っていくらしい。今ある地下のインフラ(地下鉄など)をサーカスのように潜り抜けて、地下の高速道路ができていくとかだし、森ビルの森社長さんは地下都市を作りたいらしい。三菱地所も世界で一番効率のいいビジネス街が作りたいみたいで、昔から丸の内界隈に住んでる人達の土地を整備して、住民はそのビル群の中に住まわせるらしい。

どうなんでしょうね? 一極集中。今の富は、国に富が集まるとかじゃなくて、一都市に富が集まってくるらしい。これって、どうなんですか??(謎)

このシリーズにはいろいろ驚かされましたが、一番驚いたのはナレーターがあの宮迫博之氏だったこと。もう、びっくりですよ!(笑) でも、合ってるんだ。あの声が、このドキュメンタリーに。宮迫って、俳優やっても天才だなと思うし、もしかしてすごい人かも。

NHKスペシャル 沸騰都市『東京』


ちなみに、この『東京』は2月18日(19日) 深夜24:45〜再放送されます。見逃された方、是非どうぞ。

最後に。
シリーズ的には東京で終わったんですけど、去年の金融危機以来シリーズで取り上げてきた沸騰都市の数々(ドバイ、ロンドン他)もその波を被らないわけがなかったらしく、その後のことも追ってるとか。(■沸騰都市のそれから(仮)2009年3月29日(日) 午後9時00分〜9時49分 総合)ちょっと楽しみ。あはは。

NHKスペシャル 沸騰都市

下で取り乱してる先のこの方ですが。。
故白洲次郎さん。
このおじさま(って言うのが一番自分には合ってる気がする。。)にまつわる様々な逸話、読めば読むほどいたく感動し、読めば読むほど“この人こそ男の中の男だわ。”と、真剣に思ってしまいます。(今のこの国の政治屋さんたちにこの方のことをじっくり勉強してもらって、自身を律していただきたい思いでいっぱいでございます。モモ@ぴよたま

英国留学で身に着けた教養・思想から、彼自身による"principle"(原則)を持つことを是とし、筋が通っていないことをすればどんな権力者でも(マッカーサーでも田中角栄でも)果敢に挑みひるむことがなかった。日本の行く末を心から思って戦後の国の方向付け(産業を輸出主導型へ転換させるべく、通産省を設立。電力事業の再編等。)に尽力したが、表舞台に立つことはせず、常に黒子に徹することを忘れなかった。英国から学んだ“noblesse oblige (高貴の義務・・・地位の高い者はその地位において社会的義務を負う)"という思想・精神を持っていた。

戦前から日本の敗戦やそれによる食糧不足を予想して田舎に引っ込み、農業に励んで近所や友人に食料を配って歩く。。この田舎に引っ込むというのも、英国流の“カントリー・ジェントルマン"(田舎にはいるが常に中央の政治に目を光らせ、いざという時には中央に出向き、彼等の姿勢を正す)という思想のなす業で、財はあってもそれを実行することができる、崇高な精神の持ち主だった。彼の生涯の友人であるストラッフォード伯爵ロバート・セシル・ビングゥもそういった類の貴族だったとか。

気骨があって癇癪持ちではあっても威風堂々として天衣無縫な人柄。80歳過ぎまでポルシェを乗り回し、友達思いで情に厚く、女性・子どもに優しい。随筆家の正子夫人によると、『彼のゲンコはいつも権力者や、強いものに向けられており、弱いものいじめをしたことは一度もない。家族のものに対しても、ブツブツ文句はいったが、手を出すようなことは絶対になかった。(白洲正子著“遊鬼・わが師 わが友”より)』そうだ。そして照れ屋でチャーミング。日本で最初にジーンズを穿いた男。かっこよすぎる。。

好きな逸話を少し。

☆田舎に引っ込んだ際、友人・知人に自分で作った作物を配って歩いていた。(本人は、作ったものは家人だけで一杯一杯だったので、他人に分けるものはなかったと言っているが。)そのやり方がかっこよくて、玄関に黙ってやってきて野菜をどかっと下ろし、何も言わずに去って行ったとか。(笑)

☆寝言はいつも英語で、"Shut up!" "Get out!" "Go away!"と怒鳴りちらしていた。
 (英語のほうが安心してしゃべれていたらしい。。)

☆英語は“オックスブリッジアクセント”と呼ばれる英国のオックスフォード、ケンブリッジ大学出身者だけがしゃべる英語(上流階級の間で相当な待遇を受けるような英語)を流暢にしゃべっていたが、日本語になると途端につっかえて下手な日本語になっていた。
(ちょっとかわいそうで、かわいい。。(笑))

☆GHQホィットニィ民政局長に『実に英語がお上手ですな。』と言われ、『あなたの英語も、もう少し勉強なされば一流になれますよ。』と答えた。
 (これはキングスイングリッシュをしゃべれないアメリカ人への、また、それが英国では上流階級相当な待遇を受けるオックスブリッジアクセントであるということを知らないという無教養な局長への痛烈な皮肉だったとか。)

☆伝を頼ってやってきた人に便宜をはかってやり、その礼にと金品を持ってきたりすると、
『馬鹿野郎、俺は大金持ちなんだ。そんなもの貰えるか。』と、怒鳴ってよく追い返していた。

☆『軽井沢ゴルフ倶楽部』の常務理事の頃。
その1.
某N首相が護衛を連れてきてプレイしようとしたが、N首相は倶楽部のメンバーでも護衛はそうじゃないんだからと、護衛を入れなかった。
(護衛さんたちは、双眼鏡で中の首相を見ていたそうな。それを見た白洲さんは、『バードウォッチングでもしてるのか。』と言ったとか。。(>_<))
その2.
落雷の恐れがある時は絶対にプレイさせなかった。プレイする本人が自殺するのはいいけど、キャディさんに何かあったらどうする!と言って。(^^)
その3.
田中首相が倶楽部の洗面所にあったタオルを持っていこうとして、『おい、お前は日本語が読めねえのか。』と言ったとか。そこには、“洗面所のタオルを無断で持ち出さないでください”という張り紙があった。(^^)

なんてチャーミングな方だったんだろう。。
大好きだ。白洲次郎。Docomo_hart



どうやらぼちぼち音源が出回り始めたんで、またまたご紹介しますね。(^^)

上に貼ってあるものは、TVバージョンなのでフルではないんですが、こんな感じ、ということで聞いてみてください。とてもいい曲だと思います。

この曲は『獣の奏者 エリン』のためにスキマスイッチが書いたものだと思うんですが(いや、主題歌なんできっとそのために書いたと思っています。)、歌詞を聞いてて思ったのは、すごくよく原作の“獣の奏者”を読みこんでいるなぁと。私が感じているのは、歌詞の中に出てくるのはエリンとリラン、若しくは、エリンとイアルのことかな、と。(笑)

物語を汚すことなく、品よくとても丁寧に作られていると思います。
今、イチオシの一曲です!はあと

 
チョコレートマカロンです。(わかんないかもね。。(・・;))
マカロン、なかなか難しくて実は今まで何度も作ったんですけど、なかなかお目にかけられるものができなくて。。で、やっとなんとか写真撮ってもいいかなぁ〜と思うものができたので、ご紹介。(^^)

今日、バレンタインデイですからね。
世の男性の皆さん!
よかったら、お一つどうぞ。

すみません。取り乱しています!!!
だって、だって、私が日本で一番かっこいいおじさまだっ!!と思っている故白洲次郎氏のドラマをNHKで今月末からやるって話で、あの超かっこいい伊勢谷友介くんが白洲次郎役をやるんですよっ!!!!!伊勢谷くんは、映画には出てるけどドラマは初出演だそうです。

うれじいぃ〜〜〜〜!ラブラブラブかわいい

なんてセンスのいいキャスティングをするんだっ、NHKはっ。(^^)
予告編をちょっと観たんですけど、すごくいい感じです。もう、伊勢谷くんがかっこよくて。。って、そればっかりじゃないですけど。。(・・;)

ドラマスペシャル「白洲次郎」


放送は、
第1回…2009年2月28日(土)NHK総合 午後9時〜10時29分
第2回…2009年3月7日(土)NHK総合 午後9時〜10時29分
第3回…2009年中

だそうです。
まだ第3回ははっきり決まってないみたいですが・・・。

それと、白洲次郎氏についての情報はこちらをちょこっとご覧くださいね。

白洲次郎・マッカーサーを叱った男


むちゃくちゃ楽しみです。はあと

この前TVの情報番組で南果歩さんが出演されてて、ついでに(・・;)、押井監督の舞台『鉄人28号』の宣伝されてました。舞台の様子もちょこっと出てましたよん。(嬉)

南さん二役やってて、正太郎くんとケツネコロッケのお銀。正太郎くんの扮装は想像した感じでしたけど、ケツネコロッケのお銀が洋服着てるんですよ。ちょっと派手な。『立喰師列伝』のほうのケツネコロッケのお銀役の兵藤まこさんは着物を着てた気がするんで、意外でした。でも舞台の上の鉄人がかっこよかったぁー。いぶし銀の感じがあったりしてね。あ、あと、南さん、歌を歌ってます。他の出演者・ダイヤモンド☆ユカイ氏やサンプラザ中野くんも歌ってるとか。ミュージカルじゃないんだけど、どうやら楽しい舞台らしい。。(笑) 音楽は川井憲次さんだしね。

もう始まってますが、大阪では梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて2月8日(日)まで公演してます。う〜ん、観たいなぁ。。きっとDVD出ますよね、後で。(^^)

舞台『鉄人28号』at 大阪梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

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