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  • 2018.10.02 Tuesday
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愛知に明治村という昔の由緒のある建物を移築保存、展示してある所があるんですが、そこでこの映画のロケがあったということを知ってたんです。てことで、イサム・ノグチにも興味があったので観に行きました。

世界的な彫刻家イサム・ノグチのお母さん、レオニー・ギルモアの話。
何しろ100年も前の明治時代の日本の話で(アメリカの話でもあるけど)、私としてもその時代の日本男性に嫁いだ外国人の妻が、周りの日本人にどういう感覚で受け留められていたのかよくわからないところがあって、想像するしかなかったんだけど。。それにしてもひどい男だな、と思った。イサムの父・野口米次郎だよ。外国で出会った女性を妊娠させたにも関わらず、戦争が起きたからと言って、さっさとその女性とおなかの子どもを置いて日本に帰ってしまうなんて!後に改心したのか、女性と子どもを日本に呼び寄せたのはいいけど、正妻じゃなく、お妾さんとして別宅に置いて世話をする、ということだった。なんてこった。

アメリカ人であるレオニーは、明治の日本ではそれほど特殊でない妾を持つという慣習を理解できるわけがなく、ヨネの元を去る。ここから彼女とイサムのよりいっそうの苦難が始まる。

それにしても、レオニーは日本に来てもなぜ日本語を習おうとしなかったんだろう?日本語を覚えればもっと仕事もあっただろうに。アメリカに帰ればよかったけど、日本に来る時母親に反対されて出てきた手前、おめおめと帰れなかったのかな。。

レオニーはイサムの芸術性を早くから見抜いていて、夫だったヨネの詩を聞かせたり、将来アートの道に進むんだから勉強なんかしなくていいと言ったりしていた。強烈だったのは、イサムがアメリカに渡った後、養父に行かせてもらっていたメディカルスクールを「イサムは芸術家なんだからこの学校にはもう行かせないで。」といきなり養父に直接切りだしたこと。母親の愛もあるけど、迷惑かけた養父のことはほとんど考えず、息子の将来だけが明確に見えていたみたい。。ものすごい確信で、信念だったんだろうなぁ。。その後の息子の活躍は、彼女の言う通りになったけど。

すごい女性がいたもんだ。
そこから生まれたイサム・ノグチもすごいけど。

小泉八雲の奥さん、小泉セツとか津田梅子とかも出てきます。明治の日本にやってきた異国の女性がどんな風だったか、観てみるのもいいかも。

レオニー



ちょーっと見えにくいですが、これは軽井沢高原教会の中です。
この前(と言っても、もう2ヶ月以上も前のこと・・・。早い。。)この教会でキャンドルナイトのイベントがあって、その一環で教会の中にこんな手紙を書くコーナーがあったんですね。どんな人でもいいから、自分の知り合い(住所を知ってる人)宛に教会が代わりにその手紙を送ってくれる、というものでした。それも、軽井沢に雪が降り始めた頃に、ってことで。これはちょっとロマンティック。(笑) 切手代も手数料も無料。ただ手紙を書いて封筒に住所を書いてそこにあったポストに投函するだけです。おもしろいから一緒に行った友人達と手紙を書いてきました。自分宛のも書いてきたんで、それが今日届いたってことで。(^^)

あれがちゃんと届いたっていうのが、ちょっと感動。(笑)
軽井沢高原教会を信じてなかったってことじゃないんですけど、でも本当に届いたとこがちょっと嬉しいです。ああ、軽井沢の匂いがするぅ〜〜。

脚本書いてるのは大石静さん。
朝ドラの『ふたりっ子』とか、大河『功名が辻』とか書いてる人です。
さっき、書いてきた脚本作品を見てみたらあんまり好きなのなかったんだけど、この『セカンドバージン』はすごいですぞ。(笑) 40代の女性の心理とそのリアルさが際立ってる。(@_@;)
NHKの映像の作り方とか演出もうまいなぁ〜と思ったりします。
主人公の女性編集者の家の中、本物の家を借りて撮影してるのかと思ったら、なんとセットだった。びっくり。海外ロケでシンガポールの由緒正しい美しいホテルを使ったり。。力入ってるなーとつくづく思い知らされます。最後に流れるテーマ曲を倖田來未が歌い上げるんだけど、それがまたいい。(倖田來未の歌がこんなにいいなんて初めて感じた。ちなみにこの曲は倖田來未の書き下ろしだそうです。)

大石静さんの番組に寄せたメッセージをここに・・・
『恋愛は人が生きる上での「糧」でもあり、「試練」でもあります。
 昨今は大人も子供も「試練」を嫌い、困難な恋には近づかなくなりました。
 しかし、しあわせや人生の手応えは、傷や痛みのない所には存在しません。
 年齢を越え、困難な状況を越えて求め合い、命さえもかける主人公達のスリリングでセクシーなラブストーリーが、皆さんの心の中の既成の価値観を、一瞬でも打ち破れたら…と念じます。
『セカンドバージン』という題名にも、そうした思いを込めました。恋愛のみならず、たくさんの人々が新たなステージに踏み出す大人の勇気を持つことに繋がれば、これ以上嬉しいことはありません。』

そうなんだよね。
恋愛ってただ甘ったるいだけのもんじゃないですよ。結構苦しいし、辛い。それを乗り越えてその先に幸せが必ず来るってもんでもないし。。でも、求めますよね。人間はそれを。不思議なことに。
そういうドラマ、民放じゃなかなかやらない。NHKさん、革命的だな、と思ったりします。

<セカンドバージン>

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