朝ドラ「半分、青い。」、twitterで好き嫌いが見事に真っ二つに分かれてるけど、私は鈴愛と律の大ファンだし、魅力的な物語で大好きだし、最後まで応援してる。(╹◡╹)
さて、先週の回で、鈴愛が昔、律のプロポーズを断ったとされ、その真意を鈴愛の家族全員と友人二人の前でさせられるハメになってて。
お父ちゃんとかおじいちゃんとか事あるごとに席を外そうとするんだけど、その度に弟の草太や友人のユウコにその場にいることを促され、結局皆んなで聞くことになる。
そんなとても個人的なこと、何も家族全員で聞く話しじゃないんだから、律と鈴愛がまた今度、って別の機会に話せばいいのに、何の必要があって家族全員をその場にいさせたんだろう、脚本の北川さんは、と思っていた。
その答えはユウコのセリフで明かされた。
「二人の関係はナチュラルでみんなの中でオープンで、小さい頃からで、そして今もまだ続いていて、家族中に見守られていて…。私は、ジンときた。」
ユウコは鈴愛と律の絆をちゃんと感じ取っていた。そして、それが小さい頃から家族中に見守られながら続く、かけがいのない絆なのだ、ということを、家族を前にして二人が弁明させられた様子を見て感じ取っていた。
なるほど。
だからこのとても個人的な件でも、家族全員に共有させたかったのか。
これ、あくまで私が推察する北川さんの意図。
二人の弁明合戦が終わった後、鈴愛が律と夏虫の駅で別れた後の自分の半生を話し始めた。律のプロポーズがダメになったことが惜しかった、とは言うものの、いいこともあった、と。涼次に会って花野ができて、出戻って云々…。
なんて素敵な。
鈴愛は自分の半生の話を家族と共有している。
律のプロポーズ失敗談は、普通は家族に言いたくない話なのに、いつのまにか話がそこから離れ、自分がどんな人生を送ってきたか、の話になっている。それを家族が微笑ましく聞いている。。すごいな。これ、鈴愛だから家族に言えたことだな。きっと。。
ユウコがジンときた鈴愛と律の絆の話、少し詳しく。
鈴愛と律は小さい頃からお互いの家を普通に行き来し、お互いの家族に愛され、その中でお互いの絆が出来上がっていく。そして、律は鈴愛を支えるマグマ大使となる。律にもらった笛を吹くと律がいつでも答えてくれる。鈴愛の左耳が聞こえなくなった時も、大声で泣いたのは家族の前ではなく、律の前だった。
この関係はお互いの家族に見守られながらずっと続いていた。
鈴愛と律が上京した後も。律が新しい恋人を作って鈴愛と別れてからも、涼次と結婚してからも、本当に大事な人は律だった、とおばあちゃんの廉子さんがナレーションで言ってました。涼次とは好きで結婚してましたけどね。
普通、男の子と女の子の幼馴染は、思春期に入ると離れていく気がする。(私の場合、そうだった。)ましてや、お互いの家族に愛される幼馴染って、どうなんだろ。珍しいと思うんだけど。(どうかな?)まぁ、この二人は生まれた時から特別だけど。何しろ、七夕の日に同じ病院で二人生まれてる、という特別感。この世に生まれて初めて聞いた鳴き声は鈴愛の声、と律が言ってる。すごすぎる。。ま、この設定はきっと現実ではないとは思うけど。(意外とあったりして。(^^;)
これからのお話は、鈴愛が子持ちで出戻りし、律は妻子を大阪に残して名古屋に単身赴任中で実家から通ってる、という設定になってる。つまり、鈴愛はフリーだけど、律は既婚者。面倒くさいんだけど。でも、律に妻がいても鈴愛との絆は深いところで繋がっているので、絶対に崩れそうにない。二人で何かを創造するらしいし。
このあたり、どういう風に処理するのか、できるだけ修羅場は見たくないので、いい感じのお話にしてほしいな、と思ってる。楽しみだわ。(^^)