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  • 2018.10.02 Tuesday
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『半分、青い。』のtwitterのハッシュタグに #半分白目 とか、#半分青い反省会 とか、私にしたら、何考えてるのかよくわからない人たちの、『半分、青い。』のドラマが嫌いな人たちが立ち上げたのがあるんですね。脚本の北川悦吏子さんの悪口言ったり、ドラマの重箱の隅をつついてとにかくこき下ろそうとする人たち。

私からしたら、その人たちの気持ちが全くわからなかったんだけど。
なんでこんなに嫌いなのか、わかんなかったんだけど。


そしたらこの前、律役の佐藤健くんがあさイチに出てくれてて、その時ふと博多大吉さんがこのドラマについてこんなことを呟く。
『僕は現実的なんで、朝、笛で呼ばれたら嫌だろうなぁ〜』とか、『いつまであの笛持ってるんだ。』とか。。

なるほど!
きっと大吉さんは白目派だわ。
あの笛が鈴愛と律にとっていかに重要で大事なアイテムか、ということがわからない人たちがいるんだ。
そういう人たちにとっては、あのドラマ、理解ができないっていうのはあるかも。
私はそういう人たちのことは理解できないけど、そういう人たちがいるっていうのはありかもしれない。

私の友達で、詩が理解できない、という人間がいて。
私は詩を読むのは好きだから、なんでも思えばいいじゃん、とは思うんだけど、理解できない、と言っている。私はそれが理解できない、、、(^^; 彼女、本読むことが趣味で頭いいんだけどね。

あと、うちの父親は老人ですが、この『半分、青い。』は何言っとるのかわからん、とのこと。
(反対に、母親は食い入るように観ております。好きみたい。耳が悪いから『半分、青い。』が始まると、音量を上げたがる。(笑))

ということで、『半分、青い。』の白目派の方。
観ないほうがいいでしょ。わからないんだったら。
なんでいちいち嫌なもの観て、tweet で悪口書くんだ。
あ、ストレスのはけ口にしてるのかも。
ドラマとは関係ないところの実生活で何かあって。

やっぱり今のニッポン、窮屈な息苦しい世の中なのかも。

今日の半分、青い。
実はとても楽しみにしていたシーンがあって。

sparrow rhythm のそよ風扇風機のプレゼン用映像を、鈴愛の元旦那(映画監督)に撮ってもらった。
スズメは、『経費節減、成功!<中略>使えるものは私を捨てた旦那でも使う。私っぽいでしょ。転んでもただで起きない。』と強がる。
ノベライズではそこで律が鈴愛にものすごく嫉妬して、鈴愛が向こう側に行ってしまうとでも思ったか、“笑う鈴愛を律はガッと抱きしめた”とある。『リョウジさん許してあげるきっかけ欲しかったように、俺には思えるけど。』『鈴愛は哀しい。どんどん哀しい。』と。
鈴愛は律の腕の中で『鈴愛は哀しくない。』『マグマ大使の笛があるから。あれが、いつだって、あるから。吹けば律が来るから。違う?』と涙する。

基本、鈴愛と律はお互いが神々しすぎて、ほとんど触れることさえできないでいて、この前ようやくブランケットの中でキスして(40年経ってようやく。。(^^;)、ノベライズだと、その次ぐらいに二人が抱きしめ合うところだったんですよ。今日のとこは。なので、とーーーっても楽しみにしてたんだけど、脚本をちょっと変えたらしい。ここ、映像だと二人隣同士で静かに話して、鈴愛がマグマ大使の笛のことを言うところで大粒の涙、という形だった。でも、これでも観てる側は泣けてきて素敵な場面になっていたから、許すけど。(笑)

多分、最終週の最終回に二人の最高の盛り上がりを意図して変えたんだろうな、と思った。ここに持ってくるんじゃなくて。

この回以前にもノベライズと違ったところがあって、ふと気づいたことがあるのです。
鈴愛と律がようやくキスした後、物音がして鈴愛が飛び起きて、その後、『律、私たちこれからどうしよう。。』とうろたえてるところに、律が『鈴愛のテンションに任せるよ。』てのが映像では入ってたんです。これも、最終回に向けての布石かも、と。映像では、アクションを起こすのは律ではなく、鈴愛からにさせたいのではないかしら。

律がアメリカに行く時、ふたりの川辺でハグしたんだけど、それ、鈴愛のほうが最初にアクションしてるんだよね。で、この前のキスの時も、鈴愛のほうが先にアクション起こしてる。

律側の気持ちを考える時、随分前、律が夏虫の駅のプロポーズで鈴愛より先にアクション起こしたらものすごい痛い目に合ったから、もう先走りはやめようと思ったんじゃない?

律は、鈴愛のことはとにかく大事だから、もう二人の関係を絶対に壊したくない。だから、鈴愛のテンションに任せていった方がいい、と思ってる気がする。だから、鈴愛が思わずキスしそうになった時、捕まえた。逃すまい、と捕まえた。そしてブランケットの中に引き込んでキスしたまではよかったけど、、、(笑)

律が『鈴愛のテンションに任せるよ』と、その言葉を聞いた時、私はとっさに、『律、なんて優しい。。』と思った。
普通は男の子は女の子のテンションのことなんか考えずにガーーッと行くから。

ここは大事。
律はヘタレじゃないのよ。
ただただ鈴愛のことが大事すぎるから、そうしてるの。

得難い二人。

ただひたすら、二人は幸せになって欲しい、と願うばかり。

もう、すごすぎましたよ。
何がって、朝ドラ『半分、青い。』のキスシーンですよ、キスシーン。
こんなに美しくて切なくて見てて涙が溢れてくるキスシーンは、初めてですぞ。
なにしろ、朝からこれ観て、1日中ぼーっとしてしまい、仕事にならん!困った。。。(^^;



二人、40年一緒にいてようやくここでファーストキスなわけです。
ようやく、です。
普通、若いと恋愛感情がすぐに盛り上がって爆発してキスなんてパッとやっちゃうだろうけど、彼らは40年ですよ。。
その間、いつもすれ違って別の人と結婚して離婚して、、、
赤ちゃんの時から隣に寝ころんでいたのに、ずっと一緒に隣で支え合ってきたのに、なぜか恋愛感情を抑えてこずにはいられない状況に陥っており。。。なんてこった。
ようやくだ。嬉しすぎる。ほっとする。。

しかも、見せつけられたのは、朝の柔らかい光に照らされた、毛布の中での出来事。

ここで大事なのは、毛布。ブランケット。
律がキス未遂の鈴愛の手を掴んで、寝起きのちょっと掠れた声で『入る?』って。
その鈴愛:永野芽郁さんの狼狽えた表情が本当に神がかっていた。
一瞬躊躇して律が持ち上げたブランケットに律に背を向けて滑り込む鈴愛。
BGM等一切なく、シーンとした朝の部屋の中で鈴愛の心臓の鼓動でも聞こえてきそうな、そんな場面。
多分、律の腕の中で安心したのと、信じられないくらい嬉しいのと、まだ狼狽えてもいるんだろうけど、涙がつーっと流れる。。
鈴愛が笛を吹き、『りーつー』と小さく呟き、律がそれに応えて鈴愛を抱き寄せる。
小さい頃からしたきたことを、律の腕の中でしている。。
私なんかは、それだけでもう、泣けてきて。。

最後は鈴愛、体制変えて律と向き合い、『律はあったかい』と言いながら律を抱きしめる。
見つめ合って一瞬目を伏せ、また見つめ合って遂にキス。

本当に美しい場面で、こんな美しいキスシーンを(2回言いますが)初めて見た。
(誰かがクリムトの絵に似てる、と。ほんと、そっくりだった。(^^))
ブランケットの動きでその下の二人の絡み合いがわかり、それがまたエロティック。しかも、柔らかい朝の光が美しく。照明さん、ありがとさんです。

もうね、将来に語り継がれる朝ドラ名場面ですよ、これ。
あの岐阜犬を通して初めて心を割って親子の会話ができたワコさんと律の場面とともに。

にしても、なんでここまで二人はお互いに手が出せなかったのか、と思う。
普通の恋人同士だったら、お互いが離婚したら即からだの関係になるよ。もう、何のしがらみもないですから。
お互い前の結婚で子どもまでいる全くのバージンじゃないんだから、そういう関係になるの、自然でしょ。
そこが一番よくわからないし、ちゃんと理解ができないのですが、この本を書いた張本人・北川悦吏子氏がちょっとヒントを言ってて、二人はあまりにも好きすぎて、恋愛を通り越してもっと上の層?にいるのでは、みたいなことを言ってる。

まだよくわからないけど、二人、お互いがあまりにも神々しくて恋愛相手として手が出せなかったってことなんだろか。鈴愛は正人に『ふられるのが怖いから(律が一番大事な人だということが言えない)』と言ってる。

律はどうなんだろう。なぜ今日まで鈴愛に手を出せなかったのか。タガを外さなかったのか。謎じゃ。
でも私は律のほうが鈴愛より鈴愛のことが好きで好きでたまらない、と見ている。だから、鈴愛が最初にキス未遂した時に逃さなかったんだから。鈴愛のことが大事すぎて、律から手を出せなかったけど、鈴愛が先にしてきたから、それを逃さなかったから。

ふー。やっぱり織姫と彦星か?お互いが大事すぎるの。
7月7日にふたり生まれてるし。

あ、そういえば、まだからだの関係には至っていないのだ、この二人は。(笑)




この曲はいろいろ感動する箇所があるんだけど、3番のこの箇所で、特に鈴愛と律のことを思い起こした。

:::
闇の中から歌が聞こえた

あなたの胸から

刻む鼓動は一つの歌だ

胸に手を置けば

そこで鳴ってる
:::


二人、闇の中でさまよっていると、どこからともなく歌が聞こえた。
そして二人、お互いの胸に手を置いて歌の鼓動を聞く。

ね?
素敵でしょ?






『半分、青い。』のノベライズ本の表紙。

普通に見たら雀がリボンを持って飛び立ってるだけの図なんだけど。

これ、鈴愛と律の二人で作った風のリボンに律が絡みついて一緒に空を飛んでいる様子なんですよね。
鈴愛と律が一緒に飛んでいる様子を思い起こしたら、もう。。。

素敵すぎる。。
感動したぁ。

朝ドラ『半分、青い。』より


鈴愛:私たちは生きている限りなくし続ける。何かを、なくし続ける。

   私は9歳の秋に左耳の聴力を無くし、律は昨日ワコさんを亡くした。

   そしてそんな時も、私たちは2人でいた。





この場面、川辺で淡々と二人が小さい頃と同じように石を投げる様子を映してる。
二人の大事な人(律の母親)が亡くなり悲しいはずだけど、淡々と映している。


何か大事なものをなくした日、二人でいた。
自然に。
誰の介入もなく。

前の時は子どもで鈴愛は律の横で初めて大声で泣いた。

でも今は40近いおじさんとおばさん。
それでも、変わらず二人で石投げをする。

悲しみを共有するのは二人にとってはとても自然なことなんだろう。


ここ、すごく好きで、何度もリプレイして観た。


『私たちは生きている限りなくし続ける。』

本当にそうだ。
全くその通り。

生きている限り、何かを無くし続ける。
何かを得ているかもしれないけど、必ず何かをなくしている。


すごい。
こんな自然の摂理、考えもしなかった。
驚愕する。北川悦吏子。

*写真をクリックすると、NHKの「半分、青い。」のサイトに飛びます。

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