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  • 2018.10.02 Tuesday
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桜井亜美,齊藤美如,網野酸
アミューズソフトエンタテインメント

何となく、何となく借りてしまいました。
上野樹里ちゃんと市原隼人くんの青春映画って感じの2007年の作品。あ、でもこの映画、劇場で観ています。好きでしたけどね、当時も。(笑)

久々に観てちょっと驚いたのは、出てくる人出てくる人、今では存知上げてる方ばかり。ピエール瀧さんとか、あら、そこに出てるのは("カーネーション”の)勘助!(尾上寛之)やんけっ!!(笑) で、またちょっと気を許してたら青木崇高くんとか、田中圭くんとか、、、えっ、あの人出てたの??と思うことしきり。だって当時は皆さん知らなかったんだものぉ〜。ここに書いた皆さん、どの方もこの映画の後で朝ドラ出てるんですよね。(笑) あ、ピエールさんは龍馬伝ですけど。びっくりしたなぁ。

で、映画の感想ですが、ずっと以前ちょこっと書いたことありましたので、そこ(ここ)を読みますとですね、ちょっと感動しています。で、今回観た感想は、全ての人物が見事にリアルに立ち上がってる"カーネーション”を観ているせいかちょっと作り事っぽいなぁとは思いますが、でも最後は泣けてきます。最後にね、最後に写メで撮って送った虹の写真。それが空の彼方に融けていくような。。そういう感じかなぁ。にじ 

大学の映研に関わる二人のお話です。ちょっと青春を思い出したいとか青春したい人とか、そういう人におすすめでしょうか。桜井亜美ファンにも是非。桜井亜美のいい所が全面に出てる作品です。

JUGEMテーマ:映画

今話題の向井くんなんかが出てる大学生のボランティアの話、という情報しか持ってなかったので割と軽い感じの映画なのかな?と思ってたらそうでもなく、よかったです。なんか、作品自体が真剣だな、と感じまして。(ま、どんな映画も真剣に作られているとは思いますが。。)

監督はあの深作欣二監督の長男である深作健太さん。
映画の導入部は普通の映画なんだけど、場面がカンボジアに移った時からほとんどドキュメンタリーな感じで撮っており、俳優さん達のリアクションがとてもリアルで、興味深かった。ポル・ポトの大虐殺。自国民の4人に一人を殺していったナチスもびっくりのその大量虐殺は、未だに幹部の一人が禁固刑になっただけで(当のポル・ポトなんかこの世の人じゃなくなってるし)かなりの部分うやむやになってる。知って欲しいという思いからか、映画の中できちんとその凄惨な事実を紹介していたり、その体験を現実にした人がガイド役になって体験談をリアルに話す場面もある。あんなにきれいな場所なのに。

それにしても、窪田正孝くんはいい。ものすごくいい。映画の中で、カンボジアで出会ったある人が亡くなってしまうんだけど、それを体現した時のあの表情がなんとも悲しくて悲しくて…。泣きながらブルーハーツの"青空”を歌う場面の、あの狂おしい表情に魅せられたというか、参ってしまった。女優で声優の安藤麻吹さんが自身のブログで彼のことを『俳優のにおいがした』というようなことを書いてたことがあって。まだその時窪田くんは10代だったんだけど、そんな若いのにちゃんと俳優なんだと思ったことが印象として残ってて、ま、それがきっかけとなって私は彼の隠れ追っかけをしてるんですけど。(笑) そうそう、三池崇史監督も窪田くんのことを気に入ってるみたいで、彼の感性がただ者じゃない、みたいなことを言ってましたね。そう。窪田くんは、私の中でかなり注目度大の俳優さんなんです。実はこの映画も向井くんより窪田くん観たさでわざわざ出かけた、というのが本当なんですけど。(・・;)

ブルーハーツはいいよね。詞がいい。"青空”はギターの真島昌利(マーシー)作詞作曲だけど、この人は天才で、ただ切ない詞なだけじゃなくて心にぐっと突き刺さるような言葉を編むのがうまい。

"ブラウン管の向こう側
カッコつけた騎兵隊が
インディアンを撃ち殺した
ピカピカに光った銃で
出来れば僕の憂鬱を
撃ち倒してくれればよかったのに

生まれた所や皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう
運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
こんなはずじゃなかっただろ?
歴史が僕を問いつめる
まぶしいほど青い空の真下で”
(THE BLUE HEARTS "青空”より)


なかなかよかったです。
甘ちゃんな映画じゃなかったのが。チューリップ@ピンク


<僕たちは世界を変えることができない。>


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久々にいい映画を観ました。
全編モノクロで、一見古い時代の映画?とも思えたんだけど、よく観ていくとそうでもなさそう。。モノクロにしたのはこの映画のテーマを表現するのに合ってた。観た後でそう思いました。

主に出てくるのは91歳の老女と犬、そしてもう随分古くなってしまった木造のお屋敷。このお屋敷が古くてぼろぼろで、あちらこちら修理しないとほんとに美しくないんだけど、それでも素敵なんだなぁ。窓ガラスが今のように大きな1枚ガラスじゃなくて、小さな木枠で囲んだガラス板がたくさん並んでるところがね。そしてそれが大きなお屋敷で、それが森の中にあるのがまた素敵。

撮影した方は監督の旦那さまで、ヨーロッパで最高のカメラマンの一人と言われてるアルトゥル・ラインハルトさん。すごくいいのは、昔の歪みのあるガラスを通して映した映像がいろんな箇所で使われていて、そこから主人公の昔の思い出も映し出してるとこ。あの歪んだ映像が過去と現在を自由自在に行き来させている感じがして、この映画にとても合ってる気がしました。監督が女性だから、というのもあるかなと。私の好きなアメリカ映画「ダーティ・ダンシング」の監督は女性で、ダンスをしてる主人公の男女を鏡に映してそれを撮影する、という手法を取っていました。つまり、観客は男女がダンスしてる部屋の小さな鏡から主人公達を見つめる形になります。好きでしたねぇ、私、それが。女性だからできることだと思ってた。男性にはそういう感性がないから。(笑) この映画のその撮影の手法は監督か撮影のどちらのアイディアかはわかりませんが、監督の意向もあったんじゃないかと推測されます。元々監督が91歳の女優の才能が生かされる映画を作りたいという思いで脚本を書いて撮った作品だから。

最後、もう死のうと思う主人公が大切なことをやり残していたことに気づいたのはよかったですね。そこからはやること早くて、ぱぱぱっといろいろ決めていったのもよかった。人生、大事なことってなかなか気づかないのが神様意地悪なところで。。彼女の最期のところもちゃんと大事に撮影されていてよかった。

愛犬フィラ(フィラデルフィア)は可愛かったわぁ〜。ご主人様にざくっと(?)とりあえず忠実で、たまにご主人様の朝食をちゃっかり食べちゃうんだけど。(笑) あと、映像のかなりの部分、接写で撮ってあります。フィラの顔だけアップで背景ぼけてるとか、老女の手元のティーカップだけアップで背景ぼかしてるとか。。映画で広角で撮影しないのって、なかなか珍しいと思うんですけど。でも、だからどの部分を切り取っても映像がきれいなんですよね。

よかったです。まだ公開されてるかな。機会があったら是非ご覧になってみてください。

木漏れ日の家で



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初日ではないけど、結構たくさんの人が観に来てました。男性が多かったような気がする。若い人もいたけど、40代50代のおじさま達まで・・・。そうだろうなぁー、『あしたのジョー』の世代だもんね。。

私はTV版しか知らない人ですが、まず香里奈ちゃんの白木葉子が漫画とそっくり!とびっくりしたのと、香川さんは特殊メイクの威力もあって(?)丹下段平そのもので力(リキ)入ってるなぁーと。(笑) 香川さんはどうやらボクシングにはかなり詳しいらしく、自分のことを“ボクシングの関係者”と豪語してるくらいで、力の入り方が尋常ではなかったようです。これを観る前は、伊勢谷くんはどう見ても力石の体格じゃないし、山下くんも線が細い。どうなんだろ?と思ってたけど、観てるうちにそんなことはどうでもよくなって、2人の意気込みに圧倒されました。曽利監督の撮影手腕(3D編集?)のせいもあってか、超スローになった時の二人のパンチを受けた顔がむちゃくちゃ醜くなってすごかった。(>_<) あれは超スローな映像よりも、普通の映像のほうがかっこいいのかも、と思います。。出演者一同皆さん存在感あってよかったし、昭和のドヤ街の風景も雰囲気すごく出ててよかった。それにしても、伊勢谷くんの肉体改造すごかったー。死んじゃうじゃないですかっ、あんなことしたらっ!!(でも、確かこの映画の撮影の後に『龍馬伝』の撮影に入ってるし、現に死んでないんでいいんですけど。。(・・;))

原作は高森朝雄(梶原一騎)、漫画を描いたのはちばてつや。故梶原一騎氏はご存知『巨人の星』、『タイガーマスク』等の原作者としても知られてる。どれも話の筋は違うけどなんとなく同じ匂いがする。男臭い感じが。女にはあんまりわからない深いところで男の琴線に触れるような、そういう物語を描いていたんだろうな、と思う。私は残念ながら女なので、所謂スポ根の残虐的なところが好きじゃなくて、男の人がそこまで惚れ込むか?というのがわからなかったんだけど、ちょっと長い年月を生きてますとですね、ジョーの悲哀さがなんとなく(ええ、ただなんとなくなんですけど)わかるような気がしました。リングの上でジョーが丹下に『ただ真っ白に燃え尽きたい』って言うところ、いいな、と思った次第です。

曽利監督の映画は、他に綾瀬はるかちゃんの"ICHI"しか知らないんですが、動きをスローにした映像が印象的なんですよね。今回のボクシングのパンチを受ける動きもですけど。曽利監督の映画のどこに興味があるかと言うとですね、ここんとこなんですよ。実は、私の大好きな小説『精霊の守り人』を実写映画化される、というその監督が曽利監督なんですね。2〜3年前からその話があるんだけど、あれは主人公の女用心棒バルサが短槍(架空の武器)の名手である、ということから、アニメにはなってるんだけど、実写となるとかなり難しいんじゃないか?というのがあるんですね。でも、曽利監督ならなんとかうまく映像にしてくれるんじゃないか?と期待はしています。3Dの専門家だと言うし、短槍の殺陣をうまくみせてくれそうだし。ただ、短槍の殺陣を誰がどうやるか、というのが大問題になってくるとは思いますけど。

ちょっと脱線・・・。(・・;)

ま、この映画に関しては概ねマルの映画だと思います。

そうそう、TV版で尾藤イサオさんが歌うジョーの主題歌、あの作詞をしてるのが寺山修司だったなんて、知らなかったっ!道理でかっこいいわけだ。エンドロールって、おもしろいんだよね。そういう思わぬ舞台裏を発見したりするので。あの曲は永遠の傑作だと思う。この映画の中では、ほんのちょっと曲のさわりが出てきました。ほんとは全部聞きたかったんだけどな。。(笑)


<あしたのジョー公式サイト>


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この作品は原作を読み、ドラマ版も観ています。
どちらも大好きです。
東野圭吾氏の作品の中では多分最高峰ではないか、と。
(かと言って、他の作品は『手紙』以外あまり読んだことがないんですが、、、でも、映像化されている作品群をちらっと観てみても、他の作品そんなにおもしろくないし・・・。(・・;))

原作がなぜおもしろいかと言うと、亮司と雪穂という主人公達が様々な事件のエピソードの中にほとんど出てこない。ただ、こういう事件があった、ああいう事件があった、と淡々と語られているだけ。ちらっちらっと双方の姿が垣間見えてはくるけれど。原作あとがきによると、この作品は氏の雑誌の短編を集めてできているらしい。そこから作品の流れを作り、今の社会に存在するであろう暗く深い闇をえぐり出してる。それにしても、寄せ集めの短編をあの複雑な1つの物語にしているその才能たるや、東野圭吾のもの凄さがわかります。

今日観た映画版はですね、、、
う〜ん、掘北真希ちゃん、華がない・・・。
雪穂は妖艶な絶世の美女で、凍りつくような目を演技できる人でないと・・・。
亮司役の高良健吾くんはぴったりだと思いましたけど。

でもね。

脚本、ちょーーーっと無理があったかも。
私が重要なエピソードの1つだと思った事件をすっ飛ばしてたもんね。
え、そこでそれをぶち切って、あそこにくっつけるか!?とびっくり仰天でございましたよ。
しかも、亮司がどうやって雪穂を金銭的にサポートしていたか、その源泉となる活動のこともすっ飛ばしてましたし。。(原作は、このことによって亮司の人物像を描いていたんだと思う。)
そして、雪穂がファッション業界でものすごい勢いで成り上がっていくんだけど、その様子も描かれていない。(このことはやはり大事だと思う。雪穂の人物像を描くには。)

つまり、2人の人物像が丁寧に描かれてなかったってことでしょうか。
となると、どうしても作品が薄っぺらなものにしかならないと思う。
大事なのは、2人がどうやって生きていたか、なんだから。

ま、原作は800ページ以上もある長い物語なのでどっかで何かを切らないといけないってことはあったかもですが、、、でも、あのエピソードをすっ飛ばさなくても、と思ったんですよねーー。だって、原作の中で唯一亮司の起こした事件に雪穂が甲斐甲斐しく動いて事件を闇に葬り去ったのがそれとなく見えるエピソードで、雪穂と亮司の双方が双方に対する存在感が感じられるものだったから。

それからそれから映画の最後のところ、笹垣と亮司が対峙するけど、その解釈はドラマのそれと同じだなと思いました。別の解釈があってもよかったのに。雪穂の一番最後の行動の描き方も、私は支持しません。原作にはその場面は描かれていないけど、雪穂の何十年にも亘る唯一無二の支援者であり相棒があんなことになって、さすがの雪穂でさえも動揺しないわけがない。原作もそんな雰囲気を匂わせていた。

ま、ともあれ、映画の最終場面には大泣きしてました。(・・;)
やっぱり、亮司と雪穂の救われない人生は心をえぐるし、あんな2人を作り上げた社会の暗く深い闇を心から憎む。これは映画と言うより、原作の持つ力のせいだと思うけど。。

この映画、出来は期待してなかったんですが、まぁまぁかな、と。(笑)
原作を超えることができる映像は、今後もできないでしょうね。。


<映画『白夜行』>


PS. ちなみに、ものすごくちなみになんですけど。雪穂の嫁ぎ先の義父と会社の会長がウルトラマンタロウとウルトラマンだったんで、おおっ〜〜!!と思ったのは私だけでしょうか。。(笑)


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はい、観て参りました。
時代背景、美術セット、小道具その他諸々、とても丁寧に作られた映画だと思いました。
出てくる反物の柄とか、豆腐売りが持ってる豆腐は1つ1つが藁で縛って売ってるとか。(昔は豆腐は藁で縛れるほど固かったんだろうな、と。。)あと、いつもはちょっと気になる仲間由紀恵嬢の演技が、奥方としての1歩引いた感じの演技になっててよかったのと、おばあさま役の松坂慶子が、借金返済のために供出しなけりゃならなかった一番お気に入りの反物を手放したくなくて「いやじゃ、いやじゃ。」とダダを捏ねるところ、よかった。あれはかわいらしいというか、昔の何も知らない武家の奥方はそうだったのか、とちょっとあきれてしまったけど。。(笑) 松坂慶子さんのこんな演技、なかなか観れないからね。

それにしても、武家って面倒くさかったのねーーと、思った。親戚や隣近所、上司への対面を気にし、面子のために生きていたと言っても過言でない彼等の生活。ま、徳川の時代は戦争がなかったんだから、本来の武士の役目がなくてそうなっちゃったのは仕方ないにしろ、ですけどね。そのためにかさむ借金。武家が借金地獄に陥っていたのはよくあったことだったらしい。でも、代々算用が“お家芸”の家に生まれ、しかも実直に生きる主人公にとって、台所が火の車というのが何よりも我慢できないことだったみたいで、一大決心して大借金を減らすべく、何十年も家族総出で戦った。すごいですよ。その信念たるや。自分の好きな高い反物や骨董等手放さなきゃいけなかったし、お弁当も昔は何品もあったおかずが麦飯のおむすびと蒸し芋とお漬物だけになり、夕餉のおかずも1匹のタラでいろんな料理を作ったりして工夫をしていた。仲間さん演じるお駒は「貧乏と思えば気が滅入るけど、工夫と捉えれば楽しい。」と言ってる。そう、ご飯はおいしければいいもんね、安く上がっても。(^^)

もう一つスポットが当たってたのは、息子の直吉の話。算用者として父親から小さい頃から仕込まれて、なぜこんなに厳しくそろばんを仕込まれなきゃならないんだ、と大人になるまでずっと反発していた。でも、やがてそれが役に立つこととなり、父親の気持ちもわかるようになる、というくだりもあります。

泣けてくるほどではないけど、静かに感動するお話です。
本当にあったことだし。
侍が一斉にそろばんに向かって計算してる光景は圧巻でした。


<武士の家計簿>


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愛知に明治村という昔の由緒のある建物を移築保存、展示してある所があるんですが、そこでこの映画のロケがあったということを知ってたんです。てことで、イサム・ノグチにも興味があったので観に行きました。

世界的な彫刻家イサム・ノグチのお母さん、レオニー・ギルモアの話。
何しろ100年も前の明治時代の日本の話で(アメリカの話でもあるけど)、私としてもその時代の日本男性に嫁いだ外国人の妻が、周りの日本人にどういう感覚で受け留められていたのかよくわからないところがあって、想像するしかなかったんだけど。。それにしてもひどい男だな、と思った。イサムの父・野口米次郎だよ。外国で出会った女性を妊娠させたにも関わらず、戦争が起きたからと言って、さっさとその女性とおなかの子どもを置いて日本に帰ってしまうなんて!後に改心したのか、女性と子どもを日本に呼び寄せたのはいいけど、正妻じゃなく、お妾さんとして別宅に置いて世話をする、ということだった。なんてこった。

アメリカ人であるレオニーは、明治の日本ではそれほど特殊でない妾を持つという慣習を理解できるわけがなく、ヨネの元を去る。ここから彼女とイサムのよりいっそうの苦難が始まる。

それにしても、レオニーは日本に来てもなぜ日本語を習おうとしなかったんだろう?日本語を覚えればもっと仕事もあっただろうに。アメリカに帰ればよかったけど、日本に来る時母親に反対されて出てきた手前、おめおめと帰れなかったのかな。。

レオニーはイサムの芸術性を早くから見抜いていて、夫だったヨネの詩を聞かせたり、将来アートの道に進むんだから勉強なんかしなくていいと言ったりしていた。強烈だったのは、イサムがアメリカに渡った後、養父に行かせてもらっていたメディカルスクールを「イサムは芸術家なんだからこの学校にはもう行かせないで。」といきなり養父に直接切りだしたこと。母親の愛もあるけど、迷惑かけた養父のことはほとんど考えず、息子の将来だけが明確に見えていたみたい。。ものすごい確信で、信念だったんだろうなぁ。。その後の息子の活躍は、彼女の言う通りになったけど。

すごい女性がいたもんだ。
そこから生まれたイサム・ノグチもすごいけど。

小泉八雲の奥さん、小泉セツとか津田梅子とかも出てきます。明治の日本にやってきた異国の女性がどんな風だったか、観てみるのもいいかも。

レオニー



観てきました。伊勢谷くん観たさに。(笑)

まず、この映画の背景をちょっと紹介しておきます。
この映画、実はリメイクで、オリジナルは1963年に封切されています。その時の監督は工藤栄一さんで、脚本は池上金男(池宮彰一郎)さん。今回はその時の脚本をそのまま使ってるらしく、エンドロール見てると脚本・池宮彰一郎となっています。今回の監督はちなみに三池崇史監督です。

で、楽しみにしていた伊勢谷くん。どーんな活躍してくれるんだ??と思ったら、伊勢谷くんの役は武士ではなく、山に住む野人。(>_<) 顔は真っ黒だし、右耳も熊か何かにやられた風でつぶれてる。。(・・;) でも、さすがに醜くはなっていない。(そうよね、元々美しいし。(^^))ちょっとひょうきんな、でも、戦う時は刀じゃなくても石を振り回すだけでもかっこいい。。(笑) こういう3枚目の伊勢谷くんは初めてなので、役者として一回り大きくなったかも、と思いました。(『龍馬伝』の高杉晋作はいかにも伊勢谷くんという二枚目役なので、そういうのを思い浮かべているとちょっとびっくりかも。)今観るとちょっと浮いたキャラなんだけど、この映画の脚本がずいぶん昔に作られたものだったというのを考え合わせると、そういうキャラもありだったのかな、とも思いました。ちなみに、オリジナルでこの役をやったのは、故山城新伍さん。山城さんバージョンは、なんとなく想像できますね。。

全体的になかなか迫力のある集団活劇でした。暴君役のゴロちゃんもほんとに暴君やっててかなりエグかったし、他の老中や刺客のメンバーも豪華。役所広司はじめ、平幹二郎、松本幸四郎、松方弘樹なんて時代劇ばりばりの役者さんが勢ぞろいしてる上に、市村正親、内野聖陽、沢村一樹、劇団☆新感線の古田新太もいる。若手では、私の大好きな伊勢谷友介くんや山田孝之くん、窪田正孝くん、そして宮崎あおいちゃんのダンナの高岡蒼甫なんかも出てる。あ、それからびっくりしたのは、プロデューサーが(古いですが)『戦場のメリークリスマス』とか『ラストエンペラー』なんかを手がけたジェレミー・トーマスだったこと。なんか、力入ってるなぁ〜と。(笑) 松方さんなんか、あの歳(失礼!)なのに延々敵を斬りまくっていて、大変だったろうなぁ、と余計なこと思ってしまいましたが。。

ゴロちゃんのエグイ場面は嫌だったけど、印象に残ってるのは山田君演じる島田新六郎が芸妓お艶に言った言葉。

お艶: いつ帰ってくるの?
新六郎: すぐに帰ってくるさ。遅くなったら・・・。盆になったら帰ってくる。迎え火焚いて待っていてくれ。
(※記憶で書いていますので、このせりふ、多少間違っているかもしれません。ご了承を。)

つまり、死ぬかもしれないってことで。。
かっこよかったなぁ、山田くん。
山田君は、最後の場面の佇まいもかっこよかった。

こういうの、“集団抗争時代劇”というのだそうですが、同じ“集団抗争時代劇”で黒澤明の“七人の侍”がありますよね。この映画では侍を七人集める場面がなかなかおもしろかったりするんですが、“十三人の刺客”ではその辺結構あっさりです。三池監督がやりたかったのは、やっぱり延々50分続く死闘の場面かなぁ。確かにあの50分はおもしろかった。でも、重さはない・・・。(・・;) この50分の死闘を観ながら思い出したのは、黒澤明の“乱”。武満徹の音楽が流れる中、城の中で繰り広げられる殺戮の場面のような悲惨さがないのが、ちょっと気になったですね。

ま、どんな風か、一回観てみるのもいいかもです。

十三人の刺客

『レイチェルの結婚』というのだから、このジャケットに大写しになってるアン・ハサウェイが“レイチェル”かと思うんですけど、さにあらず。(笑) レイチェルっていうのは、アン演じるキムのお姉さんのことで、お姉さんの結婚式に彼女が家に帰ってきて・・・という話です。結婚式の明るい話かと思うとまたそうではなくて、主題はドラッグアディクト+αの事情を持っている家族を、他の家族がどう対処するか(すべて許して受け入れるか若しくは拒否するか・・・)、その葛藤を結婚式を巡って家族全員が揃うところで描いてる。

※ここからは大ネタバレ大会です。(^^)

キム(アン・ハサウェイ)がそのくすり中毒の妹で、リハビリ施設に入っていた。でも、彼女の心の闇はドラッグ中毒によるものだけではなく、それが原因で昔、年の離れた弟を事故だったとはいえ死なせてしまったことが大きな要因となってる。弟の死後家族崩壊が始まり、両親が離婚。キムも中毒からなかなか抜け出せない。

久しぶりに会った姉妹だけど、姉はまだ妹を許してないところがある。父親は“あれは事故だったんだから。”と踏ん切りがついているようだけど、離れて暮している母親にも、やはりわだかまりがあった。。

父親・母親、そして姉も、キムを愛しているのはひしひしと伝わってくる。キムも家族のことを心から愛しているのがわかる。でも“だけど・・・”というのがどの家族の中にもあって、本当に難しい問題だなぁ、と、かわいそうだった。私の家族の1人がもしそんな状態で帰ってきたら、どうするだろう?とか、反対に、もし私がキムの立場になって家に帰ってきたら、私の家族は私を許して受け入れてくれるだろうか?とか考え込んでしまった。キムの家族も、それまでに何百回、何千回と言い争いがあって、全員ものすごい葛藤があった上で、ようやく半分くらい受け入れる気持ちになってきてたわけだけど、まだ完全に許している様子ではないし。。

最後がアメリカ映画のお決まり・ハッピーエンドで終わってないところがよかったかもね。最終的に結婚式が終わる頃にはほとんどの家族にキムは受け入れられたんだけど、実は1人、キムをきちんと受け入れていない家族がいて、キムがこれからその問題にどう対処していくか、という課題を残してる。

今、私も家族のことに関していろいろあって、難しいな、と思ってる最中なので、自分の境遇とちょっと重ね合わせて考えてしまいました。(シチュエーションなど、全く違いますが。)


ジャケットの写真と題名だけで観ようとすると、ちょっと驚くかもしれません。私もそうでしたから。前知識も何もなくて観たんで、びっくりしました。監督は?と思ったら、『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ。あ〜あ、なるほど。。(笑)

かわいいだけのアン・ハサウェイを観ようと思ってはいけません。この映画、何せ、ジョナサン・デミですので。


JUGEMテーマ:映画

牢獄に入っている恋人に、手紙ではなく本を読む声のテープを送り続けた男。何十年も。そのテープを送られた恋人は、それに励まされてあることをしようと決意し、実行する。。

恋愛ってさぁ、やっぱり悲劇にしかならないのかなぁ。。
愛していても相手を完全に理解することはできないし、その誤解からまた悲劇が起きて。。でも結局その悲劇が起こったことで、自分の本当の気持ちを理解し、永遠に恋人を心に焼き付けることができる。。

ま、そういう話なんだけど。

声のテープを送り続けた男の気持ち、わかるなぁーと思った私でした。


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