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評価:
上橋 菜穂子
偕成社
わたしはけっして、あなたに屈しない
叙事詩の出発点
迷いが無い☆5の作品
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なんてこと思いつくんだ、チャグムぅーーーーっ!!!
たった一人でそんなこと・・・。
で、この場面は何度読んでも涙が止まらなくなり、、、
実は、守り人シリーズの中で一番好きな物語が、これです。
この前の“神の守り人”も好きだったり、この後の“天と地の守り人”もかなり好きなんですが、チャグムの最後の英断と、それを実行してしまう幼さ(ジンが『子どもの夢だ・・・。』と嘆きますが。。)に思いっきりエールを送りたくなる1冊です。
“精霊の守り人”で「皇太子などなりたくない」とバルサにすがって泣いていた、あの幼い少年の姿はもうどこにもありません。チャグムはこの物語の中で心も体もずいぶん成長します。でも、かわいそうなんだ。。背負っているものがあまりにも大きくて重すぎて。。それでも、あの決断をしたものね。チャグム、すごすぎ。後でバルサもずいぶん心配しますけど。。
そうそう、この物語にもう一人かなり気になる人物が出てきます。
ヒュウゴというターク(鷹)。
わけアリのこの人は、実はヨゴ人です。でもね、、、(笑)
この人の少年時代の物語も上橋先生は書いておられて、でも、それはまだ出版されてないんです。>“炎路の旅人”。絶対読みたい!んですけど。。早く出版してくれないかな。。